2008年10月27日 (月) 11時06分

今年の夏が、特段に「猛暑」等ではない…と。 私は納得していた。
『どうやら ワシの方にガタが来ている』 これなら納得であった。

洛西(京都:西山)の、山間部の現場の「日陰」の結氷が融ける日は無い。
そんな2月26日。 少し緩んだ気温に、朝からの「雪」 氷雨となる。

「本降りになるが (作業を)やる」とは、長男の決断であった。
「氷雨」が、合羽を突き抜ける「風雨」と変貌しつつ、この日。作業為す。

夕刻まで頑張った「膝」 否「下肢」に異変が起きたのは、帰路の車中だ。
悪寒と震えが、忽然と我が身を襲ってきた。

最大にした「ヒーター」故に 「結露」が乾かない。
「フロント」を何度も拭いつつの無言の運転に、車内は沈み込んだ。

…桜花爛漫の頃。 私の体調は「最悪の極み」と滑落していく。
『弱味など吐くものか』を乗り越えて「膝」は急速に硬直していく。

騙し騙しの「夏」   私は『死魔』を見た。

「こんなに苦しいのなら 死んだほうが まだマシだ」とは…
幾重もの「絶望の死地」を潜り抜けて来られた「ヤクザ本部長」の言。

ピタリと、それに符合する自己自身であった。
わたしは実はこの時。初めて「同志」の苦悩を重ね得たのではないのか
そんな『自堕落』な自分に、傷心は深き「淵」に吸い込まれていった。

炎暑収まらず…とは、過日の8月17日の昼頃であった。
事務所のドアを性急に叩く人がある。  この日も「猛暑」である。

「外開き」のドアが引き開けられた。猛然「沸騰の外気」が襲来する。
其処に立つ人を見て、わたしは凍りついた。 
額に流れる「滝の汗」と蒼白の御表情。 『毛筋』もの予想なき人である。


昭和55年3月9日 第一回門真圏勤行会とは。
前年4月に御勇退なされた「師匠」をダイレクトに求めた「契り」を言う。
『師匠と弟子』は「不二」と。 先駆けた「弟子誓願」の「発露」を言う。

全国の同志の『師匠を求める』との「王道」を真っ先に走るは「業」故か。

とまれ。  「炎暑」に訪れた長身の人こそ。 憤怒の弟子「初代圏長」だ。
私は極端に狼狽した。  『何事ですか!』でも間に合わない「氏」である。

「嫁が倒れた」とは…  (嫁とは 氏の奥様で御高齢である)
非常に憔悴された「氏」の、 ヤット言われた言葉である。

『何故に! 愚壮宅に!』…と、一瞬。脳味噌は急速に回転した。
が、事は急を告げている。  
『何故もヘチマもない!』…と、わたしは「長男」に電話を入れている。

「理由など聞く要はない」と、長男は飛んで来た。
路地を重ねた迷路の街、とは。  「愚壮支部長」仁王立ちの地域だ。
長男の「エルグランド」は 知り尽くした「路地」を走り抜けた。

連絡を入れてある「病院」の地図を示す「氏」の震えは…気のせいか。
昔日の会館大広間の会合の「壇上」で拝見した御婦人を、長男が抱く。

「ソロリ」と乗って戴き、再び「車」は路地を何度も折れ曲がった。
はたして…「病院」は救急扉を全開にして「看護士」さんは待っていた。


何度もの「礼」を振り切って帰途についた。
長男は言う… 「なんで おとうさんやねん」

ワシはそのとき、ひょっとすれば…
「厳冬」から「爛漫」を経。「猛暑」のさなかに襲った「死魔」を…
「初代圏長」と「転倒の奥様」が切り払って下さったのではないのか。

『波に波を重ね 』とは概意ではあるが「宿業」の『宿業』たる所以だ。
『今、俺は生きている』否!『生き抜くべきである』との瞬間であった。

「ストン」と息が止まるまで  ワシは『師匠』と共に在る。
とも。決めた瞬間でもあった。


昨日の交流は、古き、少なき「友」を  渾身。訪れた。
「お前が来たら  大体わかる」と、旧友は暖かく私を包んだ。

座り馴れぬ「助手席」での長時間に、今。再び「膝」が哭く。
「会館。守る会よ」との微笑を残して、妻は自転車で家を出た。

「妻」は、『地区婦人部長:拝命』に、自転車を訓練した「闘志の人」
いくぶん、若い頃より強くなりすぎて「頭」が上がらぬが、それもよし。

そんな「風景」は、面白くもなんでもないじゃろうが…
ワシの生涯では此の「風景」。きっと上位にランクと思うのである。

以上。  長文。且つ駄文であったが、
是非とも、御読み戴きたい。と、書きました。  愚壮遺す






       2008年10月27日 (月) 11時15分


         おにゆり様。

        上記『忘れ得ぬ風景』は…

        『忘れ得ぬ風景』の完結部分に貼付して下さい。

        が…。「風景」は続きます。

        絶対に「完勝」するまでは。 続けます。



                   

        2008年に愚壮さまから託された完結部分である。
        私は、即座に更新することを躊躇った・・・
        愚壮さまの戦いの一分を知る身として待つことにした。

        創立80周年への 締め括りも眼前の 2010年11月9日(火)
        私は 愚壮さまからの お預りものを風景に置く。
        愚壮様お約束の「続けます」を 心楽しみに待ち続けます♪

        創立100周年に向かって 新たな風景を 颯爽と歩み往かれる
        愚壮さまの晴れ晴れとした勝利のお姿が目に浮かぶようである。

        愚壮さまは おっしゃるだろう

       
『もう一度 自身に問いなおして、わたしは歩みを進める』
       Once again I take my life into account for moving forward.
 

                   2010年11月9日   おにゆり拝


                 We Will Always Love You♪

                           


  




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